CROSS TALK #03
チーム対談
若手とマネージャー対談を通し、
お互いの働き方に対する考え方を知る。
Introduction
チームの雰囲気などは実際に社員と話さなければなかなか実感できません。このインタビューでは、チームをつくる上司がどういった考えを持ってチームや組織作りを行なっているのかを対談形式で聞きました。
対談の参加者
K. S.
ebica事業
営業第2部部長 営業第2チーム マネージャー
中途入社 6年目
M. T.
ebica事業
営業第2チーム
新卒入社 2年目
F. Y.
ebica事業
営業第2チーム
新卒入社 2年目
Theme 01
チームの役割を教えてください。また雰囲気はどう感じていますか。
ebica事業の中の営業部に所属しているチームで、1店舗から10店舗規模を経営される飲食企業様の業務効率化や、集客強化などを支援しています。
雰囲気はいつも和気藹々として明るいですね。マネージャー以外は入社数年目の若手中心で構成されているので、分からない業務についてはみんなで質問し合い、助け合いながらやっています。
自分が想像していたよりも、仕事でも雑談でもいわゆる“上司の壁”みたいなものはなくて、K. S.さんから接しやすいような雰囲気を作ってくれているので、何かあったら自分からどんどん話を切り出しやすいフラットな環境です。
Theme 02
マネージャーからはどのようなサポートがありますか。
チームというより少し個人的な話ですが、ちゃんと1人1人を見てくれているので、何か失敗しても一緒に次の打ち手を考えてくれます。例えば新しい役割をまかせてもらったときなど、結構チャレンジング内容だったりして上手くいかないこともあります。「どうしようか?」悩んだ時に、あらためて自分の役割や目的に立ち返らせてもらえたり、現状の整理などを一緒にしてくれたりするので、前に進むことができていると感じます。そういうつまずきを責めるのではなく、同じ立場に立って考えてくれる点が、自身の成長にもつながっていると思います。そして、そこで得た学びをチーム全体に共有することで、後輩の役にも立てると思っています。そういうサポートのサイクルが、自分のためにもこれからのチームのためにもなっているのかなと思います。
私も1人1人へのサポートはすごく感じています。成長支援や評価面談が定期的にあるのですが、自分の良い部分、課題となる部分を納得感のある形で指摘いただき、日々そんなところまで見てくれていたのかと驚いたことがあります。K. S.さんは、私を1人の営業として評価をしてくるのではなく、人として、1人の社会人として“あるべき”を教えてくれていると感じます。また、いま私は入社2年目なのですが、1学年下の後輩の育成をまかせてもらっています。K. S.さんから学んだことを一度咀嚼して伝わる形に変えていくので、自然と自分の理解と自分を見つめ直す機会になっています。自分は後輩にこうやって言っているけれど、自身ができていないところだな‥と気づけることもありますし、後輩から学べることもたくさんあります。そういう主体的に動ける環境があることで、自分とチームの成長が一緒になっているなということを感じています。
Theme 03
メンバーをサポートをするうえで、どのようなことを考えていますか。
雑談をしている時間だけでなく、“仕事自体” “働いている時間自体”を楽しくしたいですよね。それは何歳であれ、どんな役職であれ。仕事において成果が出ると、仕事自体の楽しさも、得られることも、給与も含めて全てが好転していくと考えています。一方で、常に誰かの補佐がないと仕事ができないという状況は、成果が出ないし面白くないです。自分で考えて判断して、それをやり切る方が面白いし、そういう人の方が成果が出ると思っています。だから、1個1個のフィードバックや、振り返り面談、週次のグループミーティングでも、当然やり方も伝えますが、個々のやり方だけを覚えても仕方がないので、それ以上に背景や理由という部分を意識的に伝えるようにしています。
あとは成果が出るようにするために、できるだけ現場の各論にも入るようにしています。戦略とか絵空事だけを書いても成果はでないと考えています。そうじゃないところも意識的にやることがみんなの成果が出るのだと思っています。
また、メンバーとの面談についても、もちろん最低限の弱みは直さなければいけないけれど、結局弱みを直しても“普通”になるだけです。「彼の、彼女の、強みが最大限発揮されることって何だろう?」ということを常に考えています。
Theme 04
まかせるときに考えていることは何でしょうか。
ふたつあって、ひとつはまかせるときに、この人に任せたら良くも悪くもこういうふうになるなって想像できることしかまかせたらダメだと思っています。これは上司部下、同僚であろうがが関係なく常に心がけていることで、それに応じてサポート内容を変えてくということをしています。
もうひとつは、「エビソルの社員って、この人に仕事をまかせたい」と思う人ばかりだなということ。これは僕だけではなくて、エビソルの他のマネージャーもみんなそう感じていると思います。スキルが高いメンバーが多いといか、そういうことではなく、仕事を雑に適当にやる人もいないですし、真面目にやった結果、とんでもないことになっちゃう人もいない。会社の文化や制度、そして採用方針などが生み出す“人の良さ”からくる信頼みたいなところはあると思います。
Theme 05
なぜチーム内での助け合いが生まれるのでしょうか。
まずエビソルのほとんどの人が「より良くしたい、よい形になりたい」という適切な成長意欲を持っていること、そして思考が内向きじゃないことが要因だと思います。思考が内向きじゃないというのは、自分のことだけを考えるという人がいないということです。例えば極端な営業会社だと、一緒に働いてる営業は全員完全にライバルなんですよね。エビソルももちろん同僚はライバルであり仲間なんですけど、蹴落とす対象では全くない。自分の成長と共に、近くの人を思いやるという風潮があり、そのことがさっき言ってくれた“情報を教え合う”ということにつながっているのだと思います。その流れがグループに伝播し、そして何より“お客様にどう価値を提供するか”というところに広がっていきます。
エビソルのミッションやビジョンの実現、そして「“0→1”をやりたい」という気持ちこれらはどんなスーパーマンがいても1人じゃできないわけです。みんなでやろうとなったときに、まずそういう志向性がある人を採用させてもらっていますが、入社したあとも組織施策が複合的に昇華し合い、チームでの良いサイクルが生まれているなと思っています。
Theme 06
チーム内でのやりがいはいかがでしょうか。
目標指標が“個人”と“チーム”と“部”とそれぞれにあり、今では後輩の目標にも携わっていますが、難易度が高くてもやっぱりそれを達成した時にみんなで喜び合えることが良いところだと思います。
それこそ、私とF. Y.、両方とも育成を担当する後輩がいるので、後輩の成長を見るのは本当に嬉しいですね。そのうえでチームでの達成は嬉しいし、達成会みたいなのもあってやりきった感はすごくあって充実していますね。
Theme 07
今後、後輩たちにどうなって欲しいですか。
仕事を楽しむために、社会人としての幹や軸みたいなものを明確に太く育てていって、チャレンジしたいことにどんどん挑戦して欲しいと思っています。仕事で起こったことの内省化を繰り返していくと、楽しい経験や嬉しい経験、こういう瞬間に自分は喜びを感じるとか、自分が働く上で大事にすることはこれだ、みたいな社会人としての幹や軸が育っていきます。自分のなかでチャレンジしたいことが明確になって、チャレンジのレベルが上がっていくことを楽しんで欲しいです。
誤解がないように伝えたいのですが、本当に極端に言うと、いま第2チームが向かっている目標などは、多分それぞれの人生においては通過点であり、些少なことなんです。でもやっぱり目の前のことを全力でやって成果を出したり、「なぜこれをやっているのか?」を理解しながらやるということが、今言った楽しさにつながってくるのだと思っています。仕事は1個1個の各論で悩む事もあるし、真面目にやるし大変な時もあります。でも、そのなかでチャレンジを続けることを意識して、大事にしながら成果を出すことをずっとやって欲しいと思っています。
そうすると仕事はずっと楽しくなるし、どんどん楽しさが大きくなってくると思います。そこはおそらく、社会人でそうなる人と、そうじゃない人とで別れていくので、みんなにはそうなって欲しいと思っています。
Theme 08
ふたりがK. S.さんに言いたいことはありますか。
私たちを社会人としてとか、人として育ててくれているし、幹の話もそうですし、強みを伸ばしてくれるという姿勢は大変ありがたいのでこれからもよろしくお願いします。
働いていて楽しいと思えるので、それはすごい大きいなと思える。それこそ「仕事は楽しくてなんぼ」って考えているK. S.さんという上司のもとで働けているのもそうですし、そもそもチームで何かするってことが好きでここを選んでいるので、周りと切磋琢磨しながら結果を残していくっていうのがすごく楽しいです。今苦しいけど(笑)。それも楽しい。
今は何かをまかせてもらっているという事実だけだけど、先ほどのK. S.さんのお話で言う、補佐なしで判断してやり切れるレベルまで自分を引き上げていきたいし、そうある方が仕事も楽しいと私も思うのでそうなりたい。そのための過程としていま私たちに意識づけをしてくれている目的や背景を踏まえた上での行動とかがあると思うので、日々の業務の細かい話から将来の大きな話まで、K. S.さんがサポートしてくださるのが本当にありがたいです。
ありがとうございました。